高温多湿の日本では空冷H-Dにとって熱ダレが起こすパワ−ダウンが大きな問題です。ピストン/シリンダ−の摩耗が急速に進行してしまいます。
日本車の様に柔らかいオイルであれば熱吸収が大きいのですがH-Dはオイルが固いので熱を下げる効果は期待出来ません。
シリンダ−ヘッドが170度に上がっても油温はせいぜい70度程度でタンクに指を入れても火傷はしない程低いです。
30年前は補助ファンとして冷凍機からの転用しか無かったのですが風量が弱く恒久的には使えませんでした。技術の進歩による現代では小型ICファンモ−タ−が期待出来ます。数年前よりUSAでは中国製モ−タ−を使った小型ファンが広まってOBでもテストしてましたがオ−バ−ロ−ドが掛かるとパンクしてしまう難点が問題でした。
そこで新たにスイッチとリレ−を使い過充電でも使える小型ファンを試作した訳です。オイルク−ラ−はE/g性能曲線をキ−プするには有効でも熱ダレに対しては無力です。

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